戦争の亡霊をふりきれるか
何となくyoutubeを見ていたら出てきた無料のドキュメンタリー、「ゆきゆきて神軍」について。
何度かyoutubeのおすすめに出てきたが、古そうな映画だったので当初全く興味が無かったが
なんとなく寝る前に動画を再生。止まらなかった。圧倒的としか言えない。
戦争の亡霊に取りつかれた人間、乗り越えた人間、悩みながら生きる人間。様々な人間模様。
僭越ながら、僅かな期間だったが戦争体験者として、自分の命を天秤にかけてきたから分かる
瞬間湯沸かし器のように「カッとなる」感覚。いつ死ぬか分からない戦闘地域、恐怖感を感じないように感覚を無視する日常。それでありながら、細心の注意を全周で払う。人間で無くなっていく感覚。そこから、帰国して平和な日常の日本に帰ったときに、ほんの些細な出来ごと、バスのチケット売り場のおねいさんがちんたらしただけで、猛烈な怒りでデスクを叩きつけて大声で切れてしまう。今から思うとかなりやばいやつだった。戦争を「過去のもの」にするのに10年近く掛かった。
このドキュメンタリーは1987年公開のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて神軍』が、現在YouTubeで無料公開されています。 本記事では、映画の概要・見どころ・歴史的背景・視聴する価値を、ネタバレを避けつつ整理して紹介します。
【作品概要】
- 公開年:1987年
- 監督:原一男
- ジャンル:ドキュメンタリー
- 主人公:奥崎謙三(元兵士)
- テーマ:戦争責任、国家、暴力、個人の正義
【あらすじ(ネタバレなし)】
主人公・奥崎謙三が、第二次世界大戦中の「兵士の不条理な死」の真相を追うため、当時の関係者を訪ね歩く。 その過程で、彼の行動は常識を超え、時に暴力的で、時に執念深く、観客に強烈な問いを突きつける。
【見どころ】
- ① 奥崎謙三という“圧倒的な個”の存在感
- ② カメラが暴力と対話の境界を記録する異常な緊張感
- ③ 戦争責任を「個人の行動」で追及するという構造
- ④ ドキュメンタリーの倫理性が問われる瞬間の連続
【歴史的背景】
- 終戦直後の混乱
- 兵士の死亡原因の隠蔽
- 戦争責任の所在が曖昧なまま放置された社会
- 1980年代の日本社会における「戦争の語り直し」
【こんな人におすすめ】
- 戦争ドキュメンタリーが好き
- 社会問題・倫理に関心がある
- 映画史に残る“異常な作品”を見たい
- 人間の狂気と正義の境界を考えたい
【視聴リンク】
YouTubeで無料公開されているため、気軽に視聴できます。https://www.youtube.com/watch?v=l-ksx0efY6U ※現在無料公開中
【まとめ】
『ゆきゆきて神軍』は、ドキュメンタリーという枠を超えた“人間の記録”です。 まずは事実としての映画を知りたい人向けに、本記事では客観的に紹介しました。
ビルマ戦線の残留日本兵の話
パパが居た戦地の後方の街には、第二次世界大戦の終戦後日本に帰らずビルマの少数民族の独立戦争に参加した日本人の方の話を聞く機会があった。
その方は戦闘中の負傷が原因で部隊から放置され、その後少数民族の方に助けてもらったとの事。その後、村の女の子と仲良くなりいい関係になったそうな。終戦を知った後も、農家出身ということもあり、村で生活するうちに野菜の栽培や砂糖の青田刈りでかなり儲かったそうだ。ビルマ人や少数民族は当時野菜の栽培などの技術は未熟で、青田刈りのシステムも良く理解しておらず、やればやるだけ儲かったとの事。焼け野原の日本に帰るよりここでもう少し稼ぐかと思ったらしい。
敗戦後、数年でイギリスから独立したビルマと少数民族との間で戦闘が始まった。少数民族が大砲の打ち方を教えて欲しいと教えを乞いに来た時、どうしても日本酒が飲みたかったので、「この大砲を打つにはまず、日本酒で清めなければいけない」といい、当時貴重だった日本酒を本当に少数民族軍はどこからか調達してきたそうな。
その日本酒を砲身に数滴かけて、あとはありがたく頂いたとの事。
このドキュメンタリーを見てその時の話を何となく思い出した。
現在その方は無くなっているが、お孫さんが地主になって相当なだめっぷりを発揮しているのはまた別のお話。

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